
花蜂 ひかり
Hikari Hanabachi
本当にやりたかった事・・・
とにかく目立つ事が好きだった。楽しい事が大好きだった。
ハッキリした性格で誰に対しても言いたい事は素直になんでも言って来たし、
そんな私の所に次々と悩み相談が舞い込んで来たのは良い思い出だったりもする。
ウソはつかない事が仲間内でのルールだった学生時代。
「夢は?」
・・・本当の事を言うと馬鹿にされるような気がした。
上京して仕事を始めた私はその問いもいつしか忘れ、日々の忙しさに追われていたが、
夢に向かうまっすぐな友人が出来た。
そして、恥ずかしげも無く夢を語る友人があの日の答えを教えてくれた。
私は何から逃げていたのだろう。
答え合わせをしないと
自分に嘘をついたままでは終われない。